基本政策大綱‐文化

 世界のどのやうな民族でも、独自の価値観に基づく文化を保持してゐる。文化とはその民族のもつ歴史的営為の蓄積であり、その根本は民族社会の持つ考へ方や価値観、風土や習慣に根ざしてゐる。しかし、文化は時代や社会の変化と共に変化せざるを得ない生き物でもある。
 外来文化をも融合させながら日本独自の価値観を核とする多様な日本の伝統文化も、常に時代の装ひに新められなければ、活きた文化として存在できず、文化博物館に陳列される過去の遺物と化する。社会は常に文化を生み続けるが、しかし亦、それが伝統に裏打ちされたものでなければ、軽佻浮薄な一過性の風俗と堕して忘れ去られてしまふ。情報や通信が世界的規模で発達した今日では欧米流文化が世界を席巻しがちであるが、逆に欧米的均一化ではなく、それぞれの国柄に根ざした文化の特性や独自の価値が求められる時代とならねばならない。
 我が国は、戦後の占領政策によつて日本文化の中核的部分が否定され、欧米的価値観が進歩的であるといふ思潮から脱却できないまま今日に到つてゐるが、日本の文化的正気の回復が喫緊の課題である。
 一、正統なる国語の尊重を推進する。
 二、神話教育を学校及社会教育の基本として醸成する。
 三、政教分離問題における誤謬は是正されねばならない。
 四、伝統文化の創造的発展を促進する。